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教育の未来

TES2024学生代表の髙橋鈴さんにインタビュー! ~いま、私たちが魅せたい「教育」の姿~

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「教育の楽しさ、面白さをもっと伝えたい」。そんな思いから生まれたTokyo Education Show(以下TES)。今年で2回目を迎えるTESは、10月12日(土)、13日(日)に控える本番に向けて、今日も着々と準備が進んでいます。

TESを楽しみにする多くの人のため。ワクワクする未来の教育の姿を見てもらうため。熱い想いを持つスタッフを取りまとめる、学生代表の髙橋鈴さんにお話を伺いました!

髙橋鈴さん

東京学芸大学 教育学部 学校教育教員養成課程 初等教育専攻 現代実践教育コース 学校教育プログラム2年

長野県出身。TES2023にスタッフとして参加し、TES2024では学生代表を務める。また、教育を志す若者が教育界のリアルを知り、ともに語り合う仲間を見つけるきっかけを創りたいという思いから「教育若者CAMP」を立ち上げ、運営している。 

 

突然舞い込んだ、千載一遇のチャンス

TESには昨年度もスタッフとして参加されたそうですね。そのきっかけは何だったのですか。

髙橋さん:TESを知ったきっかけは、大学入学直後に、大学の掲示板でTES2023のスタッフ募集の情報を見たことです。

その時に「応募しよう!」と思った理由はいくつかあるのですが、その内の一つは、大学入学前の3月に、NPO法人『教育の環』が主催する『教育クリエイターフェスSCHOOL』に参加したことです。すごくエネルギーをもらえるイベントで、次に開催された時には絶対に運営をやりたい!と思いました。TESにはNPO法人『教育の環』が携わっていると知って、応募しました。

TES2023ではインクルーシブチームに所属して、会場の運営や装飾を担当しました。当日、小さい子どもや保護者、教育について学びに来た学生の姿を見て、「教育って年代関係なくみんなで作っているものなんだ」と実感しました。

TES2023のプログラムの1つである、市岡元気先生のサイエンスライブの様子

なぜ、今年度のTES2024で学生代表になったのですか。

髙橋さん:TES発起人の田﨑智憲さんに声を掛けられたからです。

去年の12月に田崎さんと一対一で話した時に「学生代表にならないか」と言われました。率直な感想としては、「なんで私?」と思いました。TES2023では、もちろん自分のできることは一生懸命やっていたけれど、私はそんなに大きい存在ではなかったと思います。

でも同時に、このお誘いは千載一遇のチャンスだと思いました。直感ですが「これは飛びついた方が絶対におもしろい、何か成長できそう」と。なので二つ返事で「やります」と答えました。不安がなかったわけではないけれど、代表になってから悩めばいいやと思って飛び込みました。

 

TESを通して私の教育観も変わった

大学では学校教育学を専攻していると伺いました。なぜ、今の専攻を選んだのですか。

髙橋さん:きっかけは偶然でした。友人に学芸大学のオープンキャンパスに誘われて、そこでたまたま学校教育学がご専門の大村龍太郎先生の公開講座に参加したんです。その時に、「教育って奥深くて面白そう。大学で学びたい」と思いました。

私は物理が大好きだったので、もしも学芸大学のオープンキャンパスに参加しなかったら、理系の方に行く道もあったのかもしれません。今となってはこの道に進んでよかったと思っていますが、あれは大きな分かれ目でしたね。

TESを通して、髙橋さん自身の教育に対する考えは変わりましたか。

髙橋さん:大きく変わりました。TESのプログラムの1つである『あたらしい公開研究会』に登壇される先生方には、授業をする上で、子どもの学力を上げること以外の面も大切にされている方が多いんです。自分が受験生だった時は、教育における成長と受験における学力を結びつけて捉えていました。しかしそのような先生方と出会って、受験や学力に限定されない、教育の幅広さに目が向くようになりました。

また「子どものためにひたむきに頑張っている大人たちって、すごい。かっこいい。私もそれを目指したい」と思うようになりました。

edumottoのインタビューを受ける髙橋さん

 

来場者だけではなく、TESスタッフにとっても学びの多いものに

今年のTESスタッフはどのような雰囲気ですか。

髙橋さん:去年と比べて、スタッフの人数は増えましたね。所属も年齢もさまざまですが、去年に続いて仲が良く、教育に対してポジティブなエネルギーを持った人たちが集まっています。

普段はオンラインでやり取りをしているので、決起会や合宿など、メンバー同士がリアルで会う機会を設けています。現職の先生方と学生が交流できる場もつくりました。TESスタッフ同士が自然と教育について語り合う場が増えているなと感じます。

「同じ興味・関心を持つ仲間に出会えた」「教育のことを知れた」「イベント運営を通して社会が少し見えてきた」など、どのような面に価値を見出すかは人それぞれだと思いますが、TESという大きなイベントに参加したことが、一人ひとりの価値観にプラスになってくれたら、と思っています。

TES2023、TES2024のスタッフの様子

 

「とりあえず、来てみて」

最後にこれを読んでいる読者の方にメッセージをお願いします!

髙橋さん:自分は違うなって思わないで、とりあえずTESに来てみてほしいです。運営としては「何かアクションの連鎖が起こる場所がいい」「ポジティブが増えてほしい」など、いろいろと考えています。ですが、参加するみなさんの理由は何でもありです。「なんか面白そうだから話を聞きにいこう」でも「友だちに誘われたから行ってみよう」でも。

ぜひ会場に来て、今の私たちがみんなに魅せたい教育の姿を見てほしいです!

 

編集後記

「学生代表にならないか」という誘いに、二つ返事で飛びついた髙橋さん。不安がなかったわけではないけれど、代表になってから悩めばいいやと思って」と語るその姿に、髙橋さんが学生代表たる所以を感じました。ポジティブなエネルギーに満ちた髙橋さん率いる、TES2024。その熱量をぜひ、会場でお確かめください!

 

Tokyo Education Show開催概要

 

【日 時
2024年10月12日(土) 9:30~17:30(開場 9:00)
    10月13日(日) 9:30~17:30(開場 9:00)

 

【会 場】
東京学芸大学 小金井キャンパス
一部オンライン配信

 

【入場料】 無料

 

↓もっと詳しい情報を知りたい方はコチラから!

TES公式HP

 

↓入場チケットの申込みはコチラから!

TES2024 イベント入場チケット申込フォーム

 

 

取材・文/小沢真奈・岩田有紗・久慈浩聖
写真提供/Tokyo Education Show インタビュー写真撮影/岩田有紗