教育の未来
TES2024学生代表の髙橋鈴さんにインタビュー! ~いま、私たちが魅せたい「教育」の姿~
2024.10.04
教育の未来
2023.09.29
来場者の方に着目した前回の記事に引き続き、今回はTokyo Education Show(以下TES)で登壇された6名の方に、参加した経緯や感想を聞いてみました!イベント当日にインタビューへ対応してくださったため、臨場感あふれるコメントが返ってきています。会場の雰囲気を感じながらご覧ください!
子どもたちが楽しみながら、満足そうに活動している姿を見て、「図工はいいな。授業をやっていて楽しいな」とあらためて感じました。私は、作品の仕上がりだけではなく、その過程を楽しむことの大切さを子どもたちに伝えたいと思います。
低学年のころは、絵を描いたり工作をしたりすることが好きな子どもが多いですが、学年が上がるにつれて、上手い・下手で図工の作品が判断されてしまい、自分は絵や工作が上手くないから図工が嫌いだ、という子どもが少しずつ増えていく傾向にあります。でも、本来図工というのは、何かを上手くつくったり描いたりするための教科ではなく、工夫をしながら何かを生み出したり、感性を豊かにしたりしていくための教科です。
自分のアイデアを工夫して形にできること、その活動自体が素晴らしいことなんだよという私の思いが伝わっていたら嬉しいです。
参加してくれた大人や子どもが一緒に夢中になってやってくれたのが嬉しかったです。導入で「全部まる」「積極的にアウトプット」「話したら拍手」の3つのルールを提示したことで何を話しても大丈夫という空気感が作られ、シェアタイムでは積極的に話し合ってくれました。
実は今回の授業の内容もTESの学生スタッフと話し合いながら作ったものです。「こういう表現はどうかな」「普段はこんな言葉を使っているよ」といった意見をもらい、テキストをいろいろ変えていきました。一人だと袋小路に陥ってしまうし解釈も偏ってしまうので人と相談するのは大切で学校現場でも意識していることです。関わってくれた学生スタッフを含め今回のTESを通じて「先生っていいな」「教育っていいな」と希望を持ってくれたら幸いです。
新時代を切り開いていく子どもたちには、「自分の考えを作り出す」といった新しい学力が求められます。この学力を育てるための実践を、幅広く知ってもらうためにTESに参加しました。授業をしてみると、子どもたちの参加意欲が非常に高く、自分なりにとらえようとする姿勢を目の当たりにしました。
初対面の人に対しても、自分の興味や関心を前面に押し出していて、まさに「学び合う姿」を直に見ることができました。学ぶことに対する価値観を育てるのには時間がかかります。TESのようなイベントで認識論的な視点に立った授業を実施することで、子どもたちが学習に興味を持つきっかけになったらうれしいです。
先生としてずっと教育現場に関わってきたわけではない私にとって、TESは新鮮で貴重な体験になりました。一歩外に出ればたくさんのことを求められる先生や、特殊な性質を持っている学校の難しさを感じてきた中で今日この場に来てみると、教育を何とか未来に向けて変えていこうという前向きな思いを、参加者のみなさんから感じました。みんな教育が大好きで、いかに充実したものにできるかとポジティブに行動されていて、私自身感化されました。
学校では生徒たちが自分の問題意識を共有し「一緒にやろうよ」と動き出すことがスムーズにできないこともあります。そこで孤独になるとその問題意識を持ち続けることが難しくなってしまう。それは先生の間でも同じです。共通の課題意識を持つ人が一堂に会することは、今後の社会を変えるモチベーションを決して絶やさない意味でも大切だと感じました。定義のない平和学習というものをこれからも皆さんと一緒に考え続けていければと思います!
校則の問題を通して主権者教育について幅広い世代の方々に知ってもらい、問題を主体的にとらえてもらいました。TESに参加して感じたことは、熱意ある人が集まっているからこそ、互いを高めあえる場であるということです。教育はまだまだ可能性があり、それを担うのは若い私たちです。
私は全国校則一覧というデータベースのウェブサイトを運営しています。校則の研究・統計調査・制定原因の究明とともに、さまざまな学校のエビデンスをもっと収集していって、問題が解決されるポジティブなサイクルを生み出したいです。そして、しばらくこの活動を続けTESに再び呼ばれるような成果を上げるよう頑張ります!
教育に対して主体的に行動を起こしている同世代の方がこんなにたくさんいることに驚きました。登壇させていただいたプログラムでは、不登校の子どもを支援の対象としてとらえるのではなく、その子がやりたいことを一緒に取り組む仲間になることの重要さを伝えました。
僕が運営している『あむラボ』で子どもと交流していると、最初から自分のやりたいことに取り組むのを諦めてしまっている子も多いと感じます。そこで大事なのは、こちら側が子どもに何かを付与するのではなく、誰しもが持つ「興味の火種」にうまく酸素を送るような関わり方をすること。
その子のやりたいことを認めていくことで元気を取り戻していけるのではないか、という風に考えています。 今回TESに参加して、不登校というのは学校、家庭、社会といったさまざまな環境からのアプローチがあることに気付かされました。
昨今「ブラック」「堅い」といったイメージもある教育業界。TESはこのような暗い霧に一風を吹かせ、教育は「カッコイイ」「楽しい」という日常では忘れかけていた本来の姿を体現したイベントでした。若い世代の未来を明るくする努力を目の当たりにし、私たちedumottoもその面白さや魅力を発信することで、ポジティブに教育を変えていくことができると、この2日間で確信しました!
edumottoでは今後も記事やX(旧Twitter)、Instagramを通してTESに関する情報を発信していきますので、チェック、フォロー、いいね等よろしくお願いします!
TES×edumotto第2弾の記事はこちら
編集・取材:久慈浩聖、飯島風音、居倉優菜、石川智治
今井咲良、小沢真奈、山内優依