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【くいしんぼう ラボ】第2回活動レポート!~自然の力を実感しました!~

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2022年6月20日(月)、くいしんぼう ラボで2回目の活動をおこないました。ラボのリーダーで、学芸大の農園を管理されている平田さんご指導のもと、エコール辻東京の学生9名と東京学芸大学の学生2名での協同活動です。みんなの思いが伝わったのか、この日は天候にも恵まれ暑さ対策をしながらの活動となりました。
今回の活動内容は、落花生やインゲンの草搔き(草取り)、落花生の苗の移植(植替え)、トマトとインゲンの支柱立てと誘引ゆういん(「支柱と茎を紐でつなぐ」こと)、バジルの苗植え、ビワとジャガイモ(キタアカリ)の収穫で、今回もたくさんの新しい発見がありました。
  
最初は、1回目(5月25日)の活動で播種はしゅ(「種まき」のこと)した落花生です。6月10日のオンライン訪問時にも、その見事な発芽は確認できていましたが、今回、実物を目にしてみんな啞然としてしまいました。かなりの量の雑草に覆われ、どれが落花生か雑草か見分けがつかないほどの状態になっていたのです。自然の力を感じた瞬間でした。気を取り直して、落花生の新芽を見分けながら、慎重に草搔き(草取り)していきます。 


6月10日の畑

予想以上の雑草(6月20日)

慎重に草搔き(草取り)

落花生は発芽した種と、残念ながら発芽しなかった種とがありました。発芽の場所にばらつきがあったため、適度な距離を保った生育環境になるよう移植という植替えの作業を行いました。これで伸び伸び育ってくれそうです。

隣のエリアでは、トマトの支柱立てと誘引が行われました。支柱を立てないと、トマトの幹が倒れた状態で生育してしまい、傷つきやすかったり、収穫しにくかったりするので、一般的には支柱を立てるとのことでした。しかし、ここで平田さんから「支柱を立てるのが一般的ではありますが、1本、支柱を立てずに、横に這わせて育ててみますか?」と提案がありました。もちろん「はい、ぜひお願いします!」と即答です。落花生の種を土に埋めずに置いてみた時同様、何事も実験です!こうして比較実験することで、観察がより楽しみになります。

また、当初の活動予定には無かった、バジルの苗植えも特別にさせて頂きました。香草のバジルが収穫できるとなれば、そこからさらに料理の可能性が広がることは間違いありません! 

そして、一番盛り上がったのが、ビワの収穫でした。平田さんのご好意で、今回収穫できることになったのですが、背の高い立派なビワの木を目指して園内の奥へと進み、到着してわかったのは、ビワが高いところに実っているため手では届かないことです。そこで高枝切りバサミを使い始めたところ、なんと、するすると木登りをし始めた学生が1名。他のメンバーは下から見守ることになりました。

収穫したビワは、見目形はさまざまでしたが、口にするとジューシーかつ適度な甘みで、とってもおいしいビワでした。初めて食べたという学生もあり、この収穫の思い出と共に、ビワの味わいが鮮明に記憶されたことと思います。 

そして本日の活動のラストは、キタアカリという品種のジャガイモの収穫でした。平田さんも「皆さんのように、キタアカリという品種を知ってくれている方にご案内できて嬉しいです!」と仰って下さいました。皆さんは、キタアカリという品種をご存じでしたか?ホクホクしてとってもおいしいジャガイモです。

ジャガイモが熟れた香り(収穫に適した頃合いという合図!と平田さん)と土の香りを嗅ぎながら、みんな無心になって掘り起こしました。すぐに食べない場合は、土がついた状態でおいた方が保存がきくそうです。

今回のラボ活動も第1回に増して、くいしんぼうには、たまらないものになりました。次回の活動も楽しみです。

(辻調理師専門学校 迫井千晶)

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