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2025.03.21
東京学芸大学の敷地内にある附属図書館は、学芸大生だけでなく、現職教員や一般市民の方など学芸大学の図書館に所蔵する資料を利用したい方は利用できます。教員養成大学の附属図書館として、公共図書館や他大学の図書館とは異なる魅力があります。本記事で、学生でさえ知らないかもしれない附属図書館の魅力をお届けします!
自動ドアが開くとゲートが(地図①)。学芸大生は学生証を使って入ります。学外の方は受付カウンターで入館手続きを行ってください。詳しくは案内をご覧ください。
1階は会話していいエリアです。ゲートを入って左手のグローバルエリア(地図②)では英語多読本や新聞、留学生用図書を読むことができます。隣の教職支援コーナーには教員採用試験の過去問題も。いろんな場所に小さな椅子があって、手に取った本をすぐ座って読めます。
(左がグローバルエリア)
(2階 インフォメーションコモンズ)
カウンターの前を通り吹き抜け階段を過ぎると、視聴覚資料の棚が3列分あります(地図③)。3歳児の世界がみられるビデオや跳び箱の指導用ビデオなど、教育に特化した映像資料が充実していて、2階インフォメーションコモンズの視聴覚ブースにて閲覧できます。(視聴覚資料およびブースは、ソフトのライセンスの関係から、本学学生、教職員しかご利用いただくことができません)。
視聴覚資料のお隣「教育実習用図書」(地図④)は実習先の教員のお勧めする本が集められているコーナーです。学芸大生なら活用しない手はないです。
そして1階に奥に広がるラーニングコモンズ、通称“ラーコモ”(地図⑤)。可動式の机と椅子があり、会話もできるため、グループ学習している学生をたくさんみかけます。半個室のスペース(写真右下)は吸音性のある素材で囲われていて、オンライン授業や打ち合わせにも適しています。
友人と議論しながら学んだり、一人で集中して課題に取り組んだり。様々な使い方ができる居心地のよい空間です。
(ラーニングコモンズ)
1階と違い、2、3階では会話ができないので、静かな空間が広がります。本を探す学生、静かな環境で集中して学習したい学生が多くみられます。教員養成大学の図書館らしく、NDC(日本十進分類法)37に該当する「教育」の本が圧倒的に多いです。小説のような「読む本」よりも、学術書のような「学ぶ本」が並んでいます。奥にある新聞は年単位の縮刷版であって、朝日新聞はデータベースで読むこともできます。
本学教員自著コーナー(地図⑥)は学芸大学の研究を知る上で貴重な情報源。学芸大学の先生が寄贈した本や報告書がまとめられていて、ここでしか閲覧することのできないものもあります。
学芸大生に一番人気といわれるのがグループ学習室です(地図⑦)。学芸大生であれば、1階で受付したら利用できます。ゼミの勉強会など、グループで話し合いながらの学習活動で利用されています。
3階へ階段を上がると、また少し空気が変わります。並んでいるのは管理・保存のため複数冊をまとめる合冊製本がされた学術雑誌や大学紀要など、中身も見た目も重厚な本。音や人の動きも少なく、静けさを好む人に向いている環境です。
雑誌は毎週、毎月など一定の間隔で出版されるもので、同じタイトル毎にまとめられています(地図⑧)。哲学や心理学に加え、理科教育・社会教育・幼児教育など専門的な教育分野の学術雑誌が揃っているのが特徴です。
(3階 新着日本語雑誌)
大学史資料室(地図⑨)は学芸大学の歴史や前身校である師範学校に関する資料を収集・保存・展示している施設です。平日の10時から16時まで開室しています。大学のあゆみや教育の変遷を紹介する展示は定期的に更新されていて、教育史を調べている人の来訪もあります。
(資料室の様子)
突然ですが、ここでクイズ♪ みなさんは、学芸大学の校章の由来を知っていますか?
校章のデザインは創立日(5月31日)の夜空に輝いていた獅子座の威厳と太陽の輝きを表しているそうです。資料室はこんなことも教えてくれます!
附属図書館の雰囲気は伝わりましたか。ここまで1階〜3階までの館内を案内してきましたが、次は学芸大生なら知っておきたい附属図書館の活用術を紹介するので、ぜひ最後まで記事を読んでください。
附属図書館では学生による希望図書のリクエストを受け付けています。紙とインターネット、どちらからでも申請が可能です。紙の場合は1階、2階にある「学生購入希望図書申込票」に必要事項を記入し、一緒に設置されているポストへ投函してください。
受付でカードを登録をすれば地下1階の書庫へ入ることも可能です。江戸時代に出版された往来物や明治時代の教科書、貴重な資料が保管されています。資料は年季が入っていますが、設備はハイテク。最新の書架は人感センサーでピカピカと点灯しながら電源が入る仕組みになっています。
附属図書館内の展示スペースを学生・教員の学習・研究成果等の発表の場として貸し出しています。本や成果物、美術、書道の作品等、多彩な展示ができます。展示にチャレンジするもよし、展示をみるのもよし、図書館の楽しみ方がひろがります。
附属図書館から、みなさまへメッセージをいただきました。
いつも図書館をご利用いただきありがとうございます。
学芸大の図書館は、ただ本を借りて返すだけの図書館ではなく、「教員の卵」を育てる教員養成大学ならではの機能がたくさんあります。ぜひ自分のお気に入りの使い方を見つけてみてください。そして、資料を探す上で何か分からないことなどあれば、お気軽に職員にご相談ください!全力でサポートいたします。
図書館を活用しながら、楽しい学生生活を送ってください♪
附属図書館キャラクター 「まなぶんぶん」
いつもお世話になっている学芸大学附属図書館。詳しくみてみると、私たち学芸大生にとっても利用しない手はないと思わされる工夫や機能が沢山ありました。edumottoでは今後も附属図書館と連携し、発信します。ご期待ください。
附属図書館をもっと知りたい方はこちら!
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